GaAs太陽電池とは?
Ⅲ族のガリウム(Ga)とⅤ族のヒ素(As)を主原料とする化合物半導体で構成されている。Ⅲ-Ⅴ族の化合物半導体系太陽電池に分類。
宇宙用に用いられ、集光すると40%以上の変換効率を示し、超高性能太陽電池
モジュール化
人工衛星など
性能
長所
- 他の太陽電池モジュールに比べて圧倒的に変換効率が高い
- 市販化されているもので28%の変換効率
- 研究段階;光を集約させるレンズ(300倍の集光効果)を使用した場合、44.4%の変換効率
- 3層構造でたくさんの光をより効率的に吸収できる
- エネルギーバンドキャップの値が理想的な1.4 eV
- 高い気温化でも発電効率が落ちない
- 薄膜化がしやすいため原料を有効に活用できる
- 放射線に強い
- 人工衛星などの太陽電池モジュールにも使用
短所
- コストパフォーマンスが悪い
- 原料であるGaAs(ヒ素ガリウム)の価格が高い
- 廃棄処理などの面
- 原料に有害物質の1つであるヒ素が使用されている
コスト
製造コストが高い
応用
高変換の性能を求められる
・人工衛星
・ソーラーカー
・局所的な自家発電システム
実装例(HP公表分)
Audi(アウディ)は2017年8月、米Alta Devicesの協力
電気自動車(EV)にフレキシブルな薄膜太陽電池を実装していく方針